とてもショッキングな内容。
庶民出身のアミンが、1971年、ウガンダ大統領に。
映画のストーリーはここから始まる。国民たちは、これからウガンダは自由と平和と活気にみちあふれた良い国になるだろう!と歓喜に湧いている…。
けれど、誰も信用しないアミンは、自分に背くもの、スパイかもしれないもの、旧大統領派など罪のない人々を追いつめ、独裁政権をしくことになる。
記録によると、アミンは、1979年に失脚するまでに30万人以上を抹殺したとされている。
この作品は、アミン政権下でアミンの主治医となったスコットランドのあまりに無知な青年医師(実在はしなかった)の目から語られる真実の物語。
オープニングは陽気な音楽と鮮やかな色彩に彩られ、アフリカン音楽の楽しさや大地の美しさを体験できる。
けれど、演説上手のアミンに魅せられ主治医となった青年は、アフリカの深い現実を知ることになる。そして、自分もその一部だと知ったとき…。
実在の事件を絡めて、語られる真実の重さに、終映後はことばも出ない。アミンが孤独と妄想と恐怖から、独裁者へとエスカレートしていく様は、非常にうまく描かれていて、人間の変ぼうを2時間でたっぷり味わうことが出来る。だからこそ、怖い…。
そして、これがつい最近の出来事だということも、私たちは知らなければならないと思う。
映画は、エンターテインメントでもあるけれど、歴史や人間を知る1つの手段。そしてそこから調べたり深めたり、真実を追求していけるきっかけのようなものと、初心に戻れた気がする。
たまには、こんな作品で、考え事や熱い議論、落ち込んだりするのも悪くない。
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